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ゴールデンエイジは「伸びる時期」でもあり、「ケガが増える時期」でもあります
「最近、膝が痛いと言うようになった…」
「練習量が増えてから、かかとや腰を痛がるようになった…」
小学4〜6年生頃になると、このような悩みを抱えるサッカー少年の親御さんは少なくありません。
実はこの年代は、ゴールデンエイジと呼ばれる、運動能力が大きく伸びる大切な時期です。
しかしその一方で、
オスグッド病やシーバー病、腰椎分離症などの成長痛が増えやすい時期でもあります。
この記事では、理学療法士として多くのサッカー少年を指導してきた経験から、
- なぜゴールデンエイジに成長痛が増えるのか
- 成長痛を予防するために家庭で意識したいこと
- 見落とされがちな「体の使い方」の重要性
について分かりやすく解説します。

「チームメイトが2人オスグッドで休んでいる」
先日、小学4年生のサッカー少年のパーソナルトレーニングを行ったときのことです。
何気なくチームの様子を聞くと、
「今、チームメイトが2人、オスグッドで休んでいます。」
と教えてくれました。
この話を聞いて、改めて感じたのは、
「やはりこの年代は成長痛が増える時期なんだ」
ということでした。
最近では、試合や練習試合、遠征など活動量が多いチームも珍しくありません。
その分、身体への負担も大きくなっています。
ゴールデンエイジとは?
ゴールデンエイジとは、おおよそ9〜12歳頃の、脳や神経系が著しく発達する時期を指します。
この時期は、
- 運動神経
- バランス能力
- コーディネーション能力
- 判断力
- 身体コントロール
などが大きく伸びる可能性があります。
だからこそ、この時期に様々な動きを経験したり、神経系へ刺激を入れるトレーニングを行ったりすることがとても重要です。
一方で、見落とされがちなのが成長痛です。
なぜゴールデンエイジは成長痛が起こりやすいの?
この年代になると、身長が急激に伸び始める子どもが増えてきます。
ここで重要なのは、
骨が先に伸び、筋肉はあとから追いつく
ということです。
そのため、
一時的に筋肉や腱が硬くなりやすく、柔軟性も低下しやすくなります。
そこへ、
- ダッシュ
- ストップ
- ジャンプ
- キック
といったサッカー特有の動作が繰り返されることで、
膝やかかと、腰などに負担が集中し、成長痛が起こりやすくなるのです。

ストレッチだけでは防げないこともある
もちろん、
- ストレッチ
- 十分な睡眠
- 栄養
- 適切な休養
はとても大切です。
しかし、それだけでは十分ではないケースもあります。
私が指導現場で特に大切にしているのが、
「体の使い方」
です。
オスグッドは「膝」だけの問題ではありません
オスグッド病は、
太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)が強く働き続けることで、
その付着部である膝の下に大きな負担がかかり発症します。
つまり、
膝だけを治そうとしても根本的な解決にはならないことがあります。
大切なのは、
膝への負担を減らせる体の使い方を身につけることです。
例えば、
- お尻の筋肉
- 太ももの裏の筋肉
- 股関節
を上手に使えるようになると、
膝だけに負担が集中しにくくなります。
「お尻を使って」と言われても難しい理由
指導の現場では、
「股関節を使おう」
「お尻を使おう」
と言っても、
子どもたちはなかなか思うように動けません。
それは努力不足ではありません。
まだ、
- 背中
- 骨盤
- 股関節
などの感覚(身体のセンサー)が十分に育っていないからです。
だから私は、
まず身体の様々な部分を動かし、
「自分の身体を感じる力」
を育てることを大切にしています。
体の使い方を変える第一歩は「身体を知ること」
フォームを直す前に、
まずは、
- 背中を動かす
- 骨盤を動かす
- 股関節を動かす
こうした基本的な動きから始めます。
身体の感覚が育ってくると、
自然と使える筋肉が増え、
結果として膝や腰への負担も減っていきます。
これは成長痛の予防だけでなく、
走る・止まる・切り返すなど、
サッカーのパフォーマンス向上にもつながります。
まとめ|ゴールデンエイジは「能力」と「身体」を同時に育てる時期
ゴールデンエイジは、
運動能力が大きく伸びる貴重な時期です。
しかし、
同時に成長痛が起こりやすい時期でもあります。
だからこそ、
練習量だけを増やすのではなく、
- ストレッチ
- 栄養
- 睡眠
- 休養
に加えて、
「正しい体の使い方」
にも目を向けてあげてください。
将来もケガなくサッカーを楽しむためには、
身体の土台づくりがとても大切です。
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