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ありがとうございます!
先日、少年団チームで親子サッカーがあり、
親子含めてウォーミングアップを兼ねて
ライフキネティックを実施しました。
今回は、その時に感じたことをシェアしたいと思います。
子供が顔を上げて周りが見えているようでも、
見えていないかもしれないこと、
そして、見える範囲を広げるコツをお伝えしたいと思います。
ぜひ、最後までお読みください!

パス練習でわかる判断が遅れる本当の理由
サッカーの練習で
🤔「判断が遅い」
🤔「急に慌てる」
🤔「ボールを奪われやすい」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
先日、親子サッカーの場で
全学年を対象にウォーミングアップを兼ねたパス練習を行いました。
取り入れたのは、
ライフキネティックを活用したパストレーニングです。
ボールが1個のときは問題ない理由
8〜10人ほどで円になり、
いくつかのルールと課題を設定してパス交換。
ボールが1個のときは、
1つのボールに集中できるため、
ほとんどの子が問題なくこなせていました。
ところが——
ボールを2個に増やした瞬間、状況は一変します。
ボールが2個になった時に、
- パスが遅れる
- 急にボールが来て慌てる
- 取りやすい位置に動けない
ミスが一気に増えました。
これは、どちらかのボールに注意が集中することで、
もう一つのボールが見えているようで
見えていないからです。
ボールが2個になるとミスが増える理由
ここで大切なのは、
技術的に難しいことをしているわけではないという点です。
ボール2個のパス交換で必要なのは、
- 視野を広く保つこと
- 全体を見続けること
- 2つのボールを同時に捉えること
つまり、
「どこを見るか」ではなく「どれだけ見えているか」
が問われています。
多くの子どもは、
どちらか一方のボールに意識が向いた瞬間、
もう一方への注意が抜けてしまいます。
その結果、
- ボールが来てから気づく
- 対応が遅れる
- ミスにつながる
という流れが起こります。
ミスの原因は技術ではなく「視野」
中心視野だけでプレーしている状態とは
実はこの状態、
サッカーの試合中とまったく同じです。
ボールだけを見ていると、
相手がどこにいるのか、
今自分がどういう状況かを正しく認識することができません🙅♂️

周辺視野が使えないと起こる3つのミス
ボール「だけ」を見てプレーしていると、
- 急に相手ディフェンスが現れる
- 次のプレーが遅れる
- ボールを奪われる
といった場面が頻発します。
これは
中心視野だけでプレーしている状態。
周りの状況を捉える
周辺視野(間接視野)がほとんど使えていません。
この状態では、
良い判断ができないのは当然です。
「首を振る」より先に必要なこと
よく指導現場では
「首を振って周りを見よう」と言われます。
もちろん大切ですが、
その前に必要なのは——
目に入る範囲そのものを広げること。
見える情報が増えなければ、
首を振っても判断は速くなりません。
ライフキネティックが視野と判断力を育てる理由
ライフキネティックには、
- 同時に複数のものを捉える
- 注意を分散しながら動く
- 脳と体を同時に使う
といった、
周辺視野と判断力を自然に使わないと
成立しないトレーニングが多く含まれています。
この積み重ねによって、
- 周りの状況が自然と入ってくる
- 判断が早くなる
- プレーに余裕が出る
- 慌てなくなる
といった変化が起こってきます。
技術練習だけでは身につかない力がある
今回の親子サッカーを通して、
改めて感じたことがあります。
それは——
ドリブルやシュート練習だけでは身につかない力があるということ。
「見えていないかもしれない」
この視点を持つだけでも、
子どもの成長の見方は大きく変わります。
サッカー少年の
視野・判断力・身体のコントロールは、
意識的に育てていくことができます。
この記事が、
その気づきの一歩になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました😊

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