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今回は、サッカー少年からの球際を強くするにはどうすればいいか、と質問があったので、まとめました。
「球際」はサッカーでとても重要です。
球際を強くしたいと思っているサッカー少年とその親御さんにはぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。

サッカーで球際が強い子には、どんな特徴がある?
「うちの子は1対1で簡単に抜かれてしまう」
「相手に寄せるのが苦手」
「ボールを奪いに行っても、なかなか奪えない」
少年サッカーを見ていると、こうした悩みを持つ親御さんは少なくありません。
一方で、特別に体が大きいわけでもないのに、
「この子は球際が強いな」
と感じる選手もいます。
相手との距離感が良かったり、寄せるタイミングが絶妙だったり、体を入れるのが上手かったり。
こうした「球際の強さ」は、生まれ持った才能のように見えるかもしれません。
しかし、実際には経験を積むことで身につけていけるサッカーの技術の一つでもあります。
今回は、少年サッカーで重要な「球際の強さ」について解説します。
球際の強さは「体が強い」だけではない
「球際が強い」と聞くと、
- 体が大きい
- 力が強い
- 当たり負けしない
というイメージがあるかもしれません。
もちろん体格や筋力も関係します。
しかし、それだけではありません。
球際で重要なのは、
- 相手との距離
- 相手との間合い
- 自分の重心
- 寄せるタイミング
- 体を入れるタイミング
- 相手の動きを予測すること
など、さまざまな要素です。
つまり球際の強さとは、単純な「力比べ」ではありません。
自分の体と相手の体をコントロールする技術
でもあるのです。
球際の強さは、経験によって身につく
では、どうすれば球際が強くなるのでしょうか?
答えの一つは、
実際に球際の経験を増やすこと
です。
例えばボールタッチ。
ボールに何度も触れることで、
「このくらいの強さならボールが足元に収まる」
「この方向にタッチすると相手をかわせる」
といった感覚が身についていきます。
球際も同じです。
実際に相手と1対1をすることで、
「この距離なら寄せられる」
「今なら体を入れられる」
「ここで一歩出るとボールに触れる」
という感覚が少しずつ育っていきます。
これは、説明を聞くだけではなかなか身につきません。
やって、失敗して、またやってみる。
その繰り返しが大切です。
上手い子ほど「球際」を経験してほしい理由
実は、意外と注意してほしいのが「上手い子」です。
小学生の頃から技術が高い選手は、
- ドリブルで相手を抜ける
- ボールをうまく隠せる
- 相手をかわして前に進める
ため、体をぶつけなくてもプレーできてしまいます。
そのため、球際で体を使う経験が少ないまま、年代が上がっていくことがあります。
ところが、ジュニアユース、ユースとカテゴリーが上がるにつれて、相手のスピードやフィジカル、プレー強度も上がります。
小学生の頃には通用していたプレーが、徐々に通用しなくなることもあります。
だからこそ、
「上手いから球際の練習は必要ない」ではなく、「上手いからこそ球際も身につけておく」
ことが大切だと考えています。
球際も「サッカーの技術」の一つ
ボールを扱う技術だけがサッカーの技術ではありません。
例えば球際では、
相手との距離を感じる。
↓
相手の動きを見る。
↓
自分が動くタイミングを判断する。
↓
体を動かす。
↓
ボールを奪う。
ということを瞬間的に行っています。
つまり球際のプレーには、
見る・判断する・動く
という要素が含まれています。
これは、脳と体を連動させるという意味でも非常に重要です。
自分の体が今どこにあるのか。
相手との距離はどれくらいなのか。
どの方向に動けばボールを奪えるのか。
こうした経験を繰り返すことで、自分の体を感じる「身体感覚」も少しずつ磨かれていきます。
親子でできる「球際」の1対1練習
難しいトレーニングを用意する必要はありません。
親子で簡単な1対1をやってみるだけでも十分です。

まずは大人がボールを守る
子どもがボールを奪いにいきます。
最初は大人が少しゆっくり動きながら、
「どうしたらボールを取れそう?」
と考えさせてみましょう。
慣れたら交代
今度は子どもがボールを守り、大人が奪いにいきます。
相手との距離や体の向きを意識する経験になります。
ポイントは「強く当たる」ことではない
球際の練習だからといって、思い切りぶつかればいいわけではありません。
大切なのは、
相手との距離感や体を入れるタイミングを感じること。
まずは安全にできる強度から始めてください。
特に体格差が大きい場合は、無理に体をぶつける練習をする必要はありません。
球際を強くするには「体の使い方」も大切
球際の強さを身につけることは、単に「当たりに強くなる」ということではありません。
自分の体を思い通りに動かす。
相手との距離を感じる。
相手の動きを予測する。
適切なタイミングで体を動かす。
こうした経験が積み重なることで、サッカーに必要な身体感覚が育っていきます。
だからこそ、普段の練習でもボールタッチやドリブルだけではなく、
「自分の体をどう使うか」
という視点を持ってほしいと思います。
小学生のうちから「体の経験」を増やそう
サッカーが上手くなるためには、ボールをたくさん触ることが大切です。
それと同じように、
自分の体をたくさん動かす経験
も大切です。
球際で相手と競り合う。
自然の中で走る。
デコボコした場所を歩く。
ジャンプする。
転ぶ。
立ち上がる。
こうしたさまざまな経験が、子どもたちの身体感覚を育てていきます。
球際の強さも、その中の一つです。
「球際が弱いから、もっと強く当たれ」
と伝えるだけではなく、
どうすれば相手との距離を詰められるのか。 どのタイミングで体を入れるのか。
そんな「体の使い方」まで考えてみてください。
それだけでも、子どものプレーを見る視点が少し変わってくるかもしれません。
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