― 再発予防に必要な3つのポイント ―
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今回は、実際に私がサポートしている中学1年生サッカー少年のトレーニング事例を通して、成長期の選手に多いケガ「腰椎分離症」と、その予防・再発防止のために知っておきたいポイントをご紹介します。

腰椎分離症はサッカー少年に多いケガ
今回サポートしている中1の選手は、整形外科で
“腰椎分離症(ようついぶんりしょう) ”
と診断され、2ヶ月間サッカーを休んでいました。
腰椎分離症とは、腰の反りや捻りが繰り返されることで起こる疲労骨折の一種。

成長期の選手に多く、特にサッカーのように「キック」「ターン」が多いスポーツで発症しやすいケガです。
実は、私自身も中学生の頃に経験しました。
そのときは骨が完全に癒合することはありませんでしたが…
👉 それでもサッカーは続けられます!
炎症が落ち着き、正しいトレーニングを行えば、痛みなくプレーを続けることが可能なんです。
なので、腰椎分離症でちゃんと治らなかったからと言って、サッカーができなくなるわけではないので、ご安心ください。
ただし、繰り返しになりますが、正しいトレーニングやセルフケアは必須ですよ!
腰椎分離症の再発を防ぐ3つのトレーニング
では、どうすれば再発を防ぎ、安心してプレーを続けられるのでしょうか?
私が中1の選手にも伝えたのが、次の 3つのトレーニングポイント です。
① 体幹の安定性(特にインナーマッスル)
腰を守るための「土台」になります。
ドローインやプランクなど、体幹を安定させる運動が効果的です。
② 股関節の柔軟性・可動性
お尻や太もも前面が硬いと、股関節が動く範囲が狭くなり、その分を腰で代償することになり、腰に負担が集中します。
股関節をしっかり動かすためのストレッチを継続しましょう。
③ 胸椎(胸の背骨)まわりの柔軟性
腰が動き過ぎないよう、胸の背骨がしっかり動くことが大切です。
胸を回すストレッチやエクササイズがおすすめです。
この3つを継続して取り入れることで、腰への負担を分散し、再発のリスクを大きく減らすことができます。
また、構造的にも腰椎は周りが内臓と筋肉だけで不安定な構造です。
しかし、股関節や胸椎は骨盤や肋骨があり、構造的に安定した構造になっています。
そのため、不安定な腰椎を体幹のインナーマッスルで安定させ、構造的に安定している骨盤(股関節)と胸椎がしっかり動くことで、腰椎への負担を減らすことができるのです。
怪我を経験したからこそ得られる学び
「腰椎分離症」と聞くと、不安になる親御さんも多いと思います。
でも、正しいアプローチをすれば、選手は必ず前に進めます。
大切なのは…
- なんとなくストレッチをするのではなく、
- 正しい部位に、正しい動きを覚えさせること。
これが怪我を防ぎ、成長期のプレーを支えるポイントです。
まとめ
腰椎分離症は、早期に見つかればしっかり治すことができます。
また、骨が完全に癒合しなくても、痛みなくサッカーを続けることは十分可能です。
成長期の選手をサポートする上で、知っているかどうかで大きな差が出るケガ。
今後は、具体的なストレッチやトレーニング方法も紹介していけたらと思います。
「知りたい!」という方は、ぜひコメントやメッセージで教えてください😊
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