サッカーをしているお子さんが怪我をした時、焦らずに正しいステップで復帰することが大切です。
今回は、小学生のサッカー選手の親御さん向けに、怪我からの復帰までの正しい流れをご紹介します。
お子さんがもし怪我した時に、元気にピッチに戻るためのアドバイスをお届けします
ぜひ最後までお読みください!
ちなみにたまたま昨日、いつも見ているサッカー少年(小学4年生)のトレーニングというよりはリハビリをしました。
膝が円板状半月で膝を伸ばし切ると痛いという状態でした。
この円板状半月、あまり聞き慣れないと思いますが、膝にある半月板というクッションが生まれつき円板状になっているため、激しい動きをすると挟まったり傷が付きやすい半月板のことです。
普通の半月板は名前の通り、半月状にCのような形状です。
それが円板状になっているのです。
まだその子は、膝を伸ばすと痛いので走ったりボールを蹴ったりすることはできません。
だけど、本人は早くサッカーがしたい…
よくあるシチュエーションではないでしょうか?😅
でも、しばらく運動していない状態だと筋力も体力も落ちるため、サッカーを思いきりやる前に正しい復帰までの流れを知っておく必要があります!
では、怪我してから復帰するまでに注意すべきポイントと正しい流れをご紹介していきます!
怪我が治ってもいきなりサッカーしない
お子さんの怪我が完治しても、いきなり無理な運動は避けましょう。
つまり、いきなりサッカーの練習に参加するのは控えてください!
ゆっくりとした運動やリハビリから始め、体を慎重に動かすことが大切です。
怪我が治るまでずっと休まなくてもいい
怪我した直後から3日ほどは完全な休養も大切ですが、それ以降は怪我をした部位以外の筋肉を鍛えることは可能です。
よく「患部外トレーニング」と言ったりしますが、患部ではない健康な部分が、運動しないことで弱ってしまわないようにトレーニングをします。
お子さんの体調に合わせ、無理なくトレーニングを調整しましょう。
可能な範囲で段階的に動く
お子さんの体力や怪我の状態に応じて、段階的にトレーニングを進めましょう。
患部(怪我したところ)も時間が経つと少しずつ治癒・回復してきます。
その状態に応じて、ウォーキングやジョギングなどが段階的にできるようになってきます。
焦らず、確実な進捗を目指すことが大切です。
復帰までの正しい流れがある
医師やトレーナーと連携し、お子さんの怪我状態に応じた復帰プランを作成しましょう。
プロのアドバイスを受けつつ、復帰までのステップを明確に把握しましょう。
お子さんと一緒に、復帰までのプロセスを理解しましょう。
計画的な進行と具体的な目標が、お子さんの復帰へのモチベーションを高めます。
無理に激しい運動をすると、怪我したところはまだ弱いため、再発や症状のぶり返しが起きます。
逆に何もしないと、弱くなり、復帰する時の体力も落ちて、それはそれで再発のリスクとなります。
正しい復帰までの流れ
実際にサッカーに復帰するまでの正しい流れとしては、以下の通り。
1️⃣怪我した場所が痛みなく動かせる
↓
2️⃣可動域や柔軟性が左右差なし
↓
3️⃣筋力も左右差なく力が発揮できる
↓
4️⃣ジョギングができる
↓
5️⃣ステップができる
↓
6️⃣ジョギングやステップのスピードを早めても痛みなくできる
↓
7️⃣ボールを蹴ることができる
↓
8️⃣動き続けることができる(体力)
↓
9️⃣ダッシュや強いキックができる
↓
🔟練習に部分的に参加する
↓
1️⃣1️⃣練習に完全合流
↓
⚽️試合出場
という流れになります。
これはあくまでも理想ですが😅
でも、この順番で確認しながら少しずつ練習に合流すると再発や別の場所の怪我を予防しながら、徐々にパフォーマンスも戻すことが可能です。
私の経験と反省点
私がJリーグのチームでリハビリをした時はこの流れで進めていきました。
それでも最短を目指すため、もしくは監督からのプレッシャーで選手に無理を強いる場合がありました。
これは反省点です。
リハビリの過程や復帰してすぐに再発や別の部位の怪我をすることほど、もったいないことはありません!
まとめ
私の話はともかく、お子さんが怪我した後に、どのように練習に復帰させたら良いのか、わからないという場合は参考にしてもらえると嬉しいです。
ちなみに昨日の子はもうすぐ3週間経ちますが、まだ膝を伸ばし切ると痛いので、最悪手術も視野に入れておく必要があるかもしれません。
かわいそうだけど、円板状半月であればいつかはそうなる可能性が高いです。
でも、今はできることをしっかり地道に。
後悔しても、不安になっても今はやるべきことをやるだけ!
小学生のサッカー選手が怪我から復帰するためには、焦らず計画的に進めることが重要です。
お子さんの成長と健康を第一に考え、正しいステップで怪我から克服して、ますます元気なプレーを楽しんでほしいと願っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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