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サッカーの試合で、立ち上がりから良いパフォーマンスを発揮することはとても重要ですよね。
でも、こんな経験はありませんか?
「アップはしっかりやったはずなのに、試合の入りがイマイチだった…」
今回は、そんな課題を解決するヒントとして、
【試合の入りを良くするためにできる工夫】について、
実際のチームサポート現場での気づきをもとにお話しします。
ぜひ最後まで読んで、あなたのチームや個人のアップにも役立ててください!

連戦で見えてきた課題
春の大学サッカーリーグでは、連戦が続き、サポートしているチームもタフなスケジュールを戦いました。
この期間の試合結果は…
- 2-1で逆転勝ち
- 3-2で逆転勝ち
と、2試合連続の逆転勝利!
ただし、この「逆転」ということはつまり…
【試合の入りで先に点を取られている】ということでもあります。
実際、試合を見ていてもスターティングメンバーの動き出しが少し重たく、立ち上がりのパフォーマンスに課題を感じていました。
一方で、途中から出場する選手たちは、元気にプレーし、得点に絡むシーンも多く見られました。
この差は何なのか?
そこにヒントがありました。
交代選手とスタメン選手の違い
試合前のウォーミングアップを振り返ってみると…
サブ(控え)の選手たちは、前半のアップ中に体幹トレーニングを実施していました!

ちなみに、サブの選手たちの試合中の流れとしては、
試合が45分ハーフなので、
前半25分頃…
前半の試合を座って見ているため、少し伸びをいれたストレッチや動かしながら柔軟性を出すエクササイズ、そして体幹トレーニングを実施。
前半40分〜
ハーフタイムのピッチ内アップに向けて股関節を動かしながらのステップとアジリティを実施。
ハーフタイム
2人組でロングキックを蹴った後、3v3プラス2サーバーのポゼッションを短時間で数セット行い、長めのスプリントを実施。
後半
いつでも交代出場できるように、後半10分頃にダッシュ系で一度強めの刺激を入れて、あとは体が冷えないように定期的に動かしたり、気持ちが昂って選手が自発的に動いたりという流れ。
もちろん試合の内容や怪我の発生次第では、前半中に交代する可能性もあるため、毎回この流れで行けるとは限りません。
このサブのアップの流れを振り返ってみて、「これはもしかして…」と考えました。
体幹にしっかり刺激を入れることで、重心の安定感が増し、その後の動き出しがスムーズになる。
実際に、体幹トレーニングが運動パフォーマンスを向上させるという研究報告もあります。
スタメンの選手たちにも、アップの中で体幹を意識したトレーニングを取り入れてみたらどうだろう?
そう考え、次の試合でさっそく試してみることにしました。
実践!体幹トレーニングを取り入れた結果
アップに体幹トレーニングを加えた試合では、
試合の入りからスムーズな動き出しができ、ここ最近の中でも最も良い立ち上がりを見せることができました。
惜しくも0−2で敗れたものの、特に前半は良いテンポで試合を運べたことが大きな収穫でした。
試合の入りを改善できた実感は、次につながる大きな手応えとなりました!
トレーニングも試合も「実践と検証」が大事
今回のように、小さな仮説を立てて試してみる → 結果を検証する
この繰り返しが、指導やトレーニングをより良いものにしていくカギだと改めて感じました。
どんなに小さなことでも、試してみる。
そして、その結果を冷静に振り返る。
これが成長のためには欠かせませんね。
これからも試合やトレーニングの気づきを、このブログでシェアしていきますので、ぜひチェックしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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