成長痛を引き起こす3つの要素と2つの予防ポイント! | フットボールスマートアカデミー

成長痛を引き起こす3つの要素と2つの予防ポイント!

いつもお読みいただき、ありがとうございます!

サッカーをやっていると怪我は付きものです。

今回はそんなサッカー少年の怪我で困っている親御さんに役立つ内容になっています!

怪我や痛みの原因、その対処法まで参考になると思います。

ぜひ最後までお読みください。

サッカー少年によくある怪我や痛み

ということで、今回は小学生にもよくある怪我についてです。

私は元々理学療法士なので、怪我のリハビリが専門です。

したがって、怪我や痛みで思うようにサッカーができないといった子どもの親御さんから依頼が来ることがあります。

過去には、

✅ 成長期に起因する腰痛や股関節痛

✅ オスグッド病

✅ シーバー病

✅ 骨挫傷

✅ グロインペイン

✅ 離断性骨軟骨炎

✅ 円板状半月

などが原因でサッカーができない子のケアやコンディショニング、そしてトレーニングまで見てきました。

上記の中で、どれか聞いたことがある怪我や障害はありますか?

あるいはお子さんがなったという方はいませんか?

外傷(主に打撲や捻挫)の多くは時間が薬!

痛みの中でも、ぶつかったり、ひねったりして怪我することはプロの選手でもよくあることです。

いわゆる外傷と呼ばれ、外力が原因での怪我のことです。

これは組織が損傷しているため、治癒するまである程度時間がかかります。

その間、体力を落とさないようにしたり、怪我をしていないところが弱くならないようにしていく必要があります。

復帰までの流れ

患部以外の部分をトレーニングするため、患部外トレーニングと言います。

病院に行って、3週間は休みなさい!と言われて、本当に3週間休んで痛みなくなったからと言って、すぐに練習に参加していませんか?

それは本来よくない復帰の仕方です。

理想は、上記の患部外トレーニングを継続しながら、怪我したところ(患部)が治癒してきた段階で徐々に負荷の低い運動から体を慣らして、まずは走る、止まる、ターンする、そして蹴る、ジャンプする、ダッシュするということができて、初めて練習に復帰しましょう!

これらの過程をぶっ飛ばして、練習に参加すると、また同じところを怪我したり、かばって別の部位が痛くなったりということが起こるリスクが高まります。

個人的にはそこまでちゃんと指導してくれるお医者さんに診てもらうようにしてほしいです。

ただ、それを親御さんに見極めろと言っても酷なことも理解しています。

ここは今後の課題でもあるかと思います。

成長期に多い成長痛を予防するには?

外傷のほかに、成長に伴ういわゆる成長痛に関してですが、これはある程度予防ができると考えています。

普段からの身長の伸びるスピードを把握しておき、成長スピードが上がってきたら、必然的に柔軟性が低下するので、運動の負荷量をある程度コントロールしてあげる必要があります。

また、体の使い方にも問題があることが多いです。

特にオスグッド病は、ジャンプや構えの姿勢から膝に負担がかかりやすい体の使い方をしていることが多いです。

しっかり股関節を使って動ければ、膝への負担も減るため、オスグッドが発症するほどのストレスがかからないかもしれません。

成長痛を予防するポイント

したがって、成長痛は、成長スピード疲労、そして体の使い方、これら3つの要因が絡んで起こっているのです。

これらのうち、成長スピードはコントロールできないので、疲労(負荷量のコントロールや疲労回復・柔軟性向上)と体の使い方を改善するようなアプローチをする必要があります。

成長痛だから、とりあえず痛みがなくなるまで休みます、という子は、他にできることがあります!

体の使い方や疲労回復(柔軟性向上)の部分でできることをやっていきましょう!

ストレッチと同じくらい体の使い方はとても大事です。

また、そのあたりに関しても今後詳しく紹介していけたらと思います。

まとめ

今回は、サッカーに多い怪我や復帰までの流れ、そして成長痛を予防するポイントについて書きました。

怪我は休めば治るものではなく、復帰までの過程(リハビリ)がとても重要です!

そして成長痛に関しては、成長スピード、疲労(柔軟性)、体の使い方の3つが重なって起こっている場合が多く、このうち疲労と体の使い方にアプローチすることで、成長痛を予防することが可能です。

もし、あなたのお子さんが、現在、怪我や痛みで思うようにサッカーができない場合、そして近くに相談できる専門家がいない場合は、ご連絡ください。

わかる範囲で可能なアドバイスをさせていただきます!

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

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